俺は27歳会社員。
顔も年収も人並みだ。
彼女は24歳看護師。
顔はそれ程良いとは思わないが、背が高くて、それが気に入っている。
誰に似ているかと言うと、森三中の黒澤を痩せさせた感じかな。
俺の身長が176センチなのに対して彼女の身長172センチだ。
モデル並み?と思う人もいるかもしれないが、スタイルはそれ程良くない。
何か彼女を貶してばかりいる感じだが俺は相当彼女の事を気に入っている。
このまま結婚しても良いと思う位だ。
俺の会社は土日が休み彼女は看護師であるから休みは不定期だ。
これが非常に厄介な問題で、会いたいと思う日に会えないものだから会った時には嬉しくてたまらない。
本当は毎週会いたいのだが、1ヶ月に1~2回位のペースである。
ある日俺達はツーリングに出かけた。
彼女を後ろに乗せて奥多摩へ。
青梅街道をひたすら走り、休みも含め4時間ほどかけてやっと到着した。
奥多摩駅前で少し休み、更に青梅街道を進んだ。
暫くすると奥多摩湖が見えてきたから小河内ダムを見学した。
ダムの見学は俺も彼女も久し振りだったから高さにはしゃぎ、日常と違う雰囲気を楽しんだ。
奥多摩に行くとは決めていたが、奥多摩で何をするのかは決めていなかった2人。
その後どうするか話し合った結果奥多摩周遊道路を走り湖の反対側である檜原村に行く事にした。
彼女を乗せ奥多摩周遊道路を走っていたのだが、たまに早いバイクが追い抜かして行く位で殆ど交通量が無く、妙に静かで怖いくらいだった。
その内霧が発生し、更に雰囲気は神秘的な感じになっていった。
今まで霧などいくらでも見た事があったけど、発生直後ってのは見た経験が無かった。
道路を這うように白い塊がモヤモヤっと動く姿は何かこう生き物のようで実に気味が悪かった。
彼女も少し怖かったようで、それまでずっと話しながら走っていたのだが、急に会話が途切れ途切れになってしまった。
そんな時彼女が言った。
「トイレ行きたい」
確か小河内ダムの駐車場で行ったはずだったが、霧で冷えたのか緊張したのか、また行きたくなったようである。
奥多摩周遊道路自体走るのが初めてだった為、途中にトイレがあるのか無いのかもわからず、「どれ位我慢できそう?」と聞くと、「あんまり長くは無理」と言った。
こりゃ参ったなぁと思った時見えてきたのが月夜見とか言う駐車スペースである。
トイレでもあるのかと思って入ってみたら、単なる駐車スペースしかなく、そのまま出ようとすると、「ちょっと我慢できないかもここでしちゃう」と言った。
えええ、ここってだだっ広い駐車場だぞと思ったら、周囲には木があって、少しだけ外から隠れている場所があった。
私は躊躇したが、彼女が良いと言うのならどうにもならん。
ちょっとだけ離れた所で誰かに見られないか監視していた。
その時は別に覗こうとかそう言う気分じゃなかった。
何しろ霧と山の雰囲気に少し押され気味だったからだ。
暫くすると彼女が恥ずかしそうに帰ってきた。
「すっきりした?」と聞くと、少し顔を赤らめ「うん」と答えた。
なんかそのやり取りだけで自然に対してビビッていた緊張感が解れ、改めてそこからの風景を見ようとか思ったんだけど、霧も関係なく大した風景など見られなかった。
それまで緊張して走っていたからちょっと休憩して行こうと言う事になり、ペットボトルのお茶を飲んだり、出発直後に買ったじゃがりこを食べたりしながら色々な事を話していた。
短かったが楽しい時間が過ぎ、さぁ檜原村に向けてまた走ろうという時、何か彼女がモジモジしだした。
そして俺の服を掴み顔を赤らめた。
唐突で笑ってしまったが、そう言う気分になったと言ったのだ。
こう言う時の彼女は俺が言うのも辺だが可愛い。
俺も一瞬でやる気モードに入ってしまった。
しかし、俺達がいたのは駐車場。
いくら交通量が少なくて霧が出ているとは言っても車じゃないから隠れる場所も無く、困ってしまった。
でもこう言う時って絶対にやりたいもんだから普段なら考えられないような工夫をする。
とりあえず看板のようなものがあるところまでバイクを持って行き、バイクにカバーをかぶせた。
少しでも隠れる部分が増えるようにとの願い込みである。
そうした上でバイクと看板の後ろに立ち、後ろには木と崖と言う状況で彼女を抱き寄せた。
冷静に考えてみると丸見え一歩手前だが、遠くから見られるって事は考えなかったし、駐車場に車が入ってきたらやめりゃいいや位の気持ちだった。
抱き寄せた彼女の頬は紅潮していて、相当興奮しているのがわかった。
俺のモノもズボンを突き破るのでは無いかと思う位いきなりスーパーハードな状態になっていた。
唇を合わせ服の間から互いのものを触ったりしていたが、途中走ってくるバイクや車の音に反応し、暫く様子を窺っていたり、鳥の声や木々のざわめく音にまで敏感になっていた。
しかし途中からもうどうでもいいや!と言う気持ちになり、俺は彼女のズボンを下げ白い肌を露出し、バイクに手を付かせバックの体勢から勢い良く挿入した。
俺も彼女も普段にない位興奮し、最初彼女も声を出すのを必死で我慢していたが、途中から泣いている様な声を出し、2度天国に上った。
俺も彼女が2度目に行った後絶頂を向かえ、一瞬中に?と思ったが、白い尻を見ながらモノを抜き、崖の方に向かって放出した。
気のせいかもしれなかったが、驚く程精子が飛んだ気がした。
彼女はかなり感じたのか、終わった後も暫く尻を出したままバイクにもたれかかっていたが、俺がウェットティッシュであそこを拭いてあげると、「ひゃ」と言って我に返り、また顔を赤らめた。
やっちゃったねぇと言う感じで。
その後檜原村に予定通り向い、そのまま帰って俺の部屋に泊まる予定だったが、駐車場での興奮が忘れられず、八王子のラブホテルに入り、休憩&宿泊をし、また燃えた2人であった。
非日常的な経験と言うのをするとその後の行動に大きな影響を与える。
俺と彼女はあれ以来バイクで出かけ、人気のない山に行っては外でする事を楽しんでいる。
全裸でするのではなく、下だけずらして隠れるようにすると言うのが2人の興奮を誘うのである。
これからも彼女とはそのようにして楽しむのだろうと思う。
霧が誘い教えてくれた事をこれからも大切にしていきたい。
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