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高校1年の時、クラスに1人の生真面目な優等生女子がいた。
セミロングの黒髪に眼鏡。

とにかく勉強ができる子で、成績は常に学年トップ5に入るほど。
その変わりスポーツは大の苦手で、性格も大人しく内気な感じの子だった。
とある日の放課後忘れ物を取りに教室に戻ると、彼女が一人で泣いていた。

何でも今回の試験で、トップ10に入れなかったとのこと。

それでも自分より遥かに優秀な成績なんだが、彼女は本当に悔しかったらしい。

自分が何を言っても泣きやんできれず、「人生で一番苦しい」「もう死んじゃいたい」とまで言い出した。

そこで自分は最後の策として、強硬手段を取った。

くすぐりだ。
彼女の両脇の下を、後ろからこちょこちょっとくすぐってみる。
くすぐった瞬間、彼女の体がビクッと動き「きゃっ」と叫んだ。
身を捩らせて逃げようとする彼女の両手を、自分の体と右手、右腕を使って後ろ手に押さえつける。
そして空いた方の左手で彼女の脇の下から脇腹へとくすぐり攻撃。

「あははははは!」

さっきまで泣いていた彼女は苦しそうに笑い、自分の腕の中で身悶えた。
脇腹もみもみ、脇の下こねくり回し、脇腹つんつんと色んなバリエーションでくすぐった結果、彼女の体の反応が一番良かったのは脇の下こねくり回し。

「脇腹より脇の下が弱いでしょ?」

そう言って脇の下をぐにぐにこねると、彼女は死にそうな声で叫んだ。

「脇の下はやめて!せめて脇腹にして!」

彼女の言葉を無視してひたすら脇の下をくすぐり、約2分くらいくすぐった所で彼女に尋ねた。

「試験結果と今のくすぐり、どっちが苦しい」

「今のくすぐり!今のくすぐり!」

「まだ死にたい?」

「死にたくない!でもこのままじゃ死んじゃう!もう勘弁して!」

彼女が涙ながらに訴えてから十秒ほどくすぐった所で、自分は彼女を解放した。
彼女はその場に突っ伏すように倒れ込み、しばらく動かなかった。
乱れたスカートから僅かに白パンが覗いていたのは永遠に秘密だ。
怒られるかと思ったが、彼女は全然怒っていなかった。

それどころか「何だかスッキリした。ありがとう」とお礼まで言われてしまった。

そして次の試験、彼女は学年トップに輝いた。
その翌日、何と自分は彼女に告白され、そのままお付き合いを始めたのだった。
みんなも落ち込んだ女の子をみたらくすぐってみよう!